物凄くどうでも良い事ですが、記事を書いている最中に鼻をかんだら鼻血が出てしまいました。
今現在、鼻にティッシュを詰めて書いており何とも間抜けな風態です(−_−;)
さて今回の記事は、興味深い本を見つけたのでそちらを紹介したいと思います。
夢の操縦法(邦訳本)
精神世界探求者である、エルヴェ・ド・サン=ドニ侯爵が残した著書「夢の操縦法」、その邦訳本です。初版は何と1867年に出版され、扱っている題材が題材の為か、当時は匿名で出版されたそうです。
普段行かない書店に寄り道した時に偶然見つけのですが、一目惚れして即購入してしまいました。価格こそ4,500円+税と中々高額ですが、十分にそれだけの価値が有ると思われます。
(装丁も豪華です)
エルヴェ・ド・サン=ドニ侯爵wikipediaから出典
なんと著者は、19世紀と言う時代にも関わらず✳︎1「夢日記」を書き、夢についての独自の考察を行い、更には夢をコントロールする技法まで編み出しています。夢日記と言えば✳︎2「明晰夢」が思い起こされますが、「夢をコントロールする技法」・「夢を見ると言う現象」についてここまで深く研究されて書かれた書籍としては恐らく最古の物では無いかと思われます。
(書籍内の記述では、エルヴェ氏以前にも夢の研究をした人物自体は多数いたみたいですが、神秘学的な意見が多数のようでした)
ネタバレになってしまうので詳細は書きませんが、夢は「その本人が観た事しか無い物しか出ない」と書籍前半で語っています。
自分はこの文面を読んだ時「いやいやそんな事無いよ」と思いましたが、何年にも渡って記録された「夢日記」を分析しての意見であり、実際にその説明を読むと中々の説得力があります。
そして肝心の「夢をコントロールする技法」ですが、こちらは主に「嗅覚」と「聴覚」を利用した方法が記述されていますが、初版出版時の19世紀時には革命的な技法だったかもしれませんが、21世紀の現在では特段珍しい技法だとは自分には思えませんでした。
まだ読み途中の為、最終的な感想は変わるかもしれませんが、久々に手元に残しておきたいと思える書籍に出会えたと思います。技術的な事を学ぶ教本と言うよりは、精神世界の探求記録としての歴史的な価値の側面が強いですが、興味がある方は是非一読をお勧めします(^-^)
✳︎1 夢日記=就寝時にみる夢をノート等に記録して残す事
✳︎2 明晰夢=夢の中で夢と自覚し自由にコントール出来る夢
[明晰夢に対する個人的意見]
睡眠者が自由にコントロールが出来る夢、いわゆる「明晰夢」ですが、自分は「体外離脱」と「明晰夢」は似て非なる現象だと考えています。
数回ほど「明晰夢」を体験した事がありますが、確かに思い通りの事を行えて楽しいのですが、起床後は疲労感が感じられ、あくまでも夢の延長だと考えています。勿論「体外離脱と同じ現象」だと言う可能性も捨てきる事は出来ませんが、体感的にも「体外離脱」のほうが圧倒的なリアリティを感じられます。
ただこれは直感ですが、明晰夢を観れる方は体外離脱も成功させやすいのでは?と思っており、体外離脱の上達に役立つ技術かもしれません。
皆さんは「体外離脱」と「明晰夢」どちらに魅力を感じますか?(。-_-。)