書籍「夢の操縦法」「夢と幽霊の書」「意識の中心」を読み終えて

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さて先日、「夢の操縦法」・「夢と幽霊の書」・「意識の中心」の3冊を読み終えましたので、感想を報告したいと思います。なお完全に個人的な意見となりますので、その点はご了承下さい。

結論から述べると、残念ながら3冊とも自分にとって必要だと思える情報は有りませんでした。

夢の操縦法(エルヴェ・ド・サン=ドニ侯爵 著)

歴史的な研究記録としての価値は確かにあります。ただ書籍内に記述されている「夢のコントロール法」ですが、当時こそ革新的だったのかもしれませんが、現代においては特段目新しい技法とも思われなく、今ならもっと効率的な手段があります。
例)ヘミシンクの様な音響技術を使用したものや、光点滅を利用した器具など

夢と幽霊の書(アンドルー・ラング 著)

こちらは心霊現象などの実話を紹介しているのですが、120年前の記録となる為、読み進めていてもイメージが沸きにくくイマイチしっくりと来ませんでした。この書籍に限った事では無く、古典を読み進めるには一旦現代から意識を外し、その書籍が書かれた時代に意識を落とし込めないと少々退屈な読み物になってしまい、理解もしにくいと思われます。無論此方の書籍も、歴史的な記録としての価値はあると思います。

意識の中心(ジョン・C・リリー 著)

最後に「意識の中心」ですが、此方は1970年代ですので比較的新しい書籍です。書籍に記述された記録の中には、ヘミシンクで得られる体験に酷似した記録が、多く見受けられました。例に挙げると、光り輝く高次の存在との会話などです。
ただ此方の書籍に関しましては、残念ながら自分の感性には合いませんでした(汗)
決して「LSDを使用した実験」などを否定しているのでは無いのですが、記述の中で、著者が体験した至高の意識状態を「他の者とも共有したい」と言う著者の考えにはどうしても賛同出来ませんでした。この至高の意識状態、著者は+12と呼んでいますが、決してLSDを使用して体験しろと言う意味では無いです。

当然LSDを使用しないで、ヨーガなどのワークを通して「+12」と言われる状態を体験する事は書籍によれば可能であり、LSDと言う単語ばかりに目がついてしまいますが、実際に著者はLSDを使用しないで様々な体験をしています。

しかしヘミシンクなどの「フォーカス◯◯」と言われている変性意識状態を含め、全ての人がそれらの特殊な体験をするべきだとは、どうしても思えないのが私個人の考えです。無論本人が興味を持ちそれらのワークに取り組むのなら問題は無いと思うのですが、他者が「〇〇は素晴らしいから、皆もぜひ体験するべきだ!」と言う考えはどうしても賛同しかねます。

例えば自分にとっては「体外離脱」は明確に「体験」・「体感」出来るスピリチュアルな現象として非常に興味を惹かれていますが、他の方にとっては物凄く恐ろしい体験と思う方も多い筈です。

その様に考えている方に無理に「体外離脱は危険は無いし、面白いから体験してみてよ!」と言って薦めても、はた迷惑なだけです(-_-)

決して著者は、その様なつもりで言っている訳では無いのでしょうが、自分は残念ながらその様な受け止めしか出来ませんでした。

しかし今まで様々なスピリチュアル系の書籍を読みましたが、手元に残しておきたいと思える書籍には中々出会えていません(~_~;)